漫画風UIデザインの作り方~吹き出し・コマ割りを使ったテクニック~
掲載日: 2025/11/27
漫画風UIの作り方
ゲームUIやアプリUIに「漫画らしさ」を加えると、ポップな世界観が生まれます。
本記事では実際のUI例を参考にしながら、誰でも使える漫画風UIの作り方を解説します。
漫画風UIとは?
漫画風UIとは、アメコミや日本漫画の演出をUIデザインに取り入れたスタイルのことを指します。
特徴としては下記4点です。
①太いアウトライン
②スクリーントーン
③アイコンの漫画表現
④インクのしぶき・紙片のようなパーツ
⑤“コマ割り”を意識したフレーム
これらを用いて、UIに「コマ」のような表現を作ります。
①太いアウトライン
漫画らしさを出す上で最も重要なのが「アウトラインの太さ」です。
UIパーツ・ボタン・情報パネル・アイコンに3〜5px程度の黒アウトラインを付けるだけで
漫画のコマのような強い存在感が生まれます。


また、外枠に折れたような表現を加えると紙っぽさが出て漫画らしさを出せますし、
その上で太いアウトラインや、影をセットで入れるとより漫画のコマのような
強い存在感が生まれます。
②スクリーントーン
漫画らしさを出す最重要要素が ハーフトーン背景。
濃淡のドットパターンを背景に敷くことで、紙の漫画の雰囲気を再現できます。
その際に気を付けたほうがいいのは以下の点です。
・ドットの濃淡
・ドットの密度
ドットの密度を変えて色の濃淡を作ります。
その際に濃すぎると画面上で大きなノイズになってしまうため
大体60%程度の透明度に落とし込んだほうが使いやすいです。
また、広範囲にドットを配置すると情報過多になりすぎてしまい
目が散ってしまうので、見せたい場所に部分的に配置したほうが効果的です。
③アイコンの漫画表現
アイコンも枠も、太い黒フチがついていて、漫画の輪郭線を意識したデザインになっています。
ゲーム画面の背景(スクリーントーン)とのコントラストは強くし
アイテムアイコン(ペン、インクなど)は、すべて少しだけ“手描き風”に崩した線で描かれています。その結果アイコンの主張が強く、視認性も高いデザインとなっています。


④ インクのしぶき・紙片のようなパーツ
漫画表現ではコマの外側や強調部分に「インクの飛沫」や「紙が破れたような形」が多用されます。
これをUIパーツに取り入れることで、画面全体に“勢い”と“手描き感”を加えることができます。
特に有効なのは以下の2種類です。
・インクの飛び散りシルエット
┗ アイコンの下地として使うと“動き”が生まれ、擬音アイコンとの相性も抜群です。
・ページの端が折れたような紙片パーツ
┗ ボタンやカードの右下に付けることで、漫画の切り抜きを模した表現になります。

これらの要素は、シンプルな形でも十分「漫画感」を生むため
使いすぎなくても効果が出やすいのがポイントです。
逆に言うと、多用しすぎると目が散るため、アイテム欄やボタンなど
見せたい部分だけに使うのがおすすめです。
⑤ 「コマ割り」を意識したフレーム
漫画風UIを作るうえで欠かせないのが「コマ割り」です。
漫画はコマごとに情報が整理され、視線を自然に誘導します。
これをUIに応用するとただの枠線ではなく、
画面の構成そのものが“漫画のページ”として機能するようになります。
ポイントは下記3点です。
・太い外枠で画面全体を「大コマ」としてまとめる
・ステージ情報、盤面、アイテム欄を別のコマとして区切る
・コマごとに背景のトーン密度を変えると視線誘導がしやすい
特に、外枠を鋭く尖らせたり、破れた紙のようにゆがませると、
動きのあるアクションコマの雰囲気が生まれます。
UI全体に統一感も出るため、漫画風UIの中では非常に効果が高い技法です。

まとめ
漫画風の表現はフラットデザイン全般との相性が良いため、少し取り入れるだけで(漫画風UIは、少しの工夫で)画面の印象をガラッと変えることができます。
漫画風の表現はフラットデザイン全般との相性が良いため、漫画風UIは、少しの工夫で画面の印象をガラッと変えることができます。
太いアウトラインやスクリーントーン、手描き風のアイコン、インクのしぶき、そしてコマ割りのようなフレーム構成など、漫画ならではの要素を適切に取り入れることで
シンプルなUIでも「勢い」や「世界観」を強く感じさせることができます。
ぜひこの記事を参考に「漫画らしさ」を取り入れてみてください。



