何故かうまくいかない状態から抜け出す方法

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何故かうまくいかない状態から抜け出す方法

 

社会人5年目のY.Tです。

僕は社会人1年目からおよそ2年半もの間、

15歳年上の上司(=一番年の近い先輩)に叱られ続ける日々を過ごしていました。

普通の雑談もままならない状態でした。

5年目の現在、冗談を言い合えるようになるまでに関係性を改善できました。

(3年ほどで脱却できました)

過去の自分がどのようなことを考え、何をきっかけに改善され始めたのかを分析してみます。

自分への備忘録として残します。

急いでいる人向けの結論

「計画の許可をもらって、とにかく動く」

「結果が出たら、手を止めて落ち着いて振り返る」です。

1)学生から社会人への変化

学生から社会人で変化したことは大きく1つだと思っています。

「責任」

これだけです。

ただ「責任」って何なんでしょう?

僕は「信頼」の中に「仕事」があり、「仕事」の中に「責任」があると考えています。

信頼関係が築けなければ、仕事はもらえない・勝ち取れません。

責任とは「信頼関係を築いたうえで、与えられた仕事で一定の成果を出すこと」と言えます。

では、ここでいう「成果」とは何か?

成果とは、目標達成や努力によって得られた好ましい結果。

つまり、ポジティブな意味を持つ「達成した結果」となります。

そして、成果の”副産物”として「失敗を含む経験値」が得られます

経験が積めていない状態では、いきなり正解のルートは出せないため

 「失敗してもいい」

 「失敗しても死なない」

と思ってとりあえずやってみることが大切です。

僕はここを「失敗しないように…」と悩んで動くことができなくなることが多かったです。

まずは挑戦して、経験値を貯めましょう。

2)今の自分が1年目の自分に声を掛けるとしたら

ひとこと「悩むな」です。

上記した

>責任とは「信頼関係を築いたうえで、与えられた仕事で一定の成果を出すこと」

の逆を分析してみます。

(逆)「信頼関係を築けず、与えられた仕事で一定の成果を出さないこと」

つまり、

「一定の成果を出さない状態」を言い換えると、「行動が出来ていない状態」です。

「行動が出来ていない状態」=「悩んでいる状態」=「経験値が増えない状態

そう、「悩んでいる状態」=「経験値が増えない状態」なんですよね。

これが「悪循環」に陥っている状態です。

僕は、間違いなくこの状態でした。

3)悪循環とは

悪循環とは、失敗が繰り返し続き、そこから抜け出せなくなる状態のことです。

伸び悩んでいる人は、恐らく気づかないうちにこの状態になっています。

陥ると、成長が止まります。(メンタル的にも良くない状態です)

動かなかった結果、失敗したものからは学べることが少ないです…。

僕は今でも気づかずに陥ってしまうことがあります。

この悪循環に入ってしまう原因をいくつか例を挙げてみます。

・正解が分からず長い間考え込んでしまっている

・仕事が忙しくて振り返る時間が取れていない

等々。

僕は、紹介した事例以外でも思わぬうちに陥ってしまうことが多かったです。

4)悪循環から抜け出すためには

結論から言うと「計画の許可をもらって、とにかく動く」です。

経験を積んだ人でも、そうでない人でも最後には「やってみないと分からない」状態になります。

ただし、経験が浅いうちは必ず許可をもらうことを忘れずにやりましょう。

先輩や上司が強力な味方になります。

※許可をもらわないと、問題が発生した時に助けてもらえなくなります。

経験や知識から予測の精度には差が生まれますが、基本手順としては「計画して、動く」です。

ただし、動いた後に何もせずやりっぱなしにするとまだ悪循環からは抜けられません。

「結果が出たら、手を止めて落ち着いて振り返る」

手を止め、落ち着いて結果を振り返る時間を確保してください。※5-10分程度の短時間

手を止めてください。一度立ち止まってください。

(他の仕事が…と言いたくなるのをグッとこらえてください。)

せっかく経験したことを活かせる仕事が来ても、同じミスをしてしまいます。

まとめます。

悪循環から抜け出す方法はシンプルです。

以下の5手順(好循環)を実行するだけです。

①計画する

②許可をもらう

③やってみる(動く)

④振り返る

⑤また次の計画を立てる(①へ戻る)

それが出来たら苦労しないわ!と言われそうなので、項目5で手順①〜⑤の具体的な回し方も記載します。

※注意点として「①計画する」は、人によって掛けていい時間が変わります。

経験値:⇒ 計画の時間:

        想像でしか計画できないため、精度が上がりづらい。

経験値:⇒ 計画の時間:

        過去の「④振り返る」の情報を元に計画を立てられるため、精度が上がりやすい。

5)好循環の回し方(気になる方向け

好循環を回す手順①〜⑥の具体的な回し方を記載します。

※詰まったら、すぐに項目6のフォーマットで相談しましょう。

>①計画する

スケジュール(=手順)を決める必要があります。

特に、期日(いつまでに)の確認は忘れずにしましょう。

ないなら仮でもいいから決めてください。(絶対後回しになる)

計画は、4つの手順で決めていきます。

1-1.箇条書きでやることを洗い出す

1-2.1を元に不明点を洗い出す

1-3.2を元に分かるものと、分からないものに分類する

1-4.3を元に不明点を調査したり、分かる人に相談する

1-1.箇条書きでやることを洗い出す

箇条書きでやることを書き出しましょう。

コツは「行動」が見える状態まで分解することです。

例えばお使い。

例)

■お使い

・お金を確認する

・家を出る

・店に着く

・カゴを持つ

・商品をカゴに入れる

・お会計をする

・店を出る

・家に帰る

・親に渡す

お使い一つとっても、実は細かく分解するとやることが多いことに気づきます。

1-2.1を元に不明点を洗い出す

ここで、不明点を洗い出します。

例)

■お使い 不明点

・お金を確認する

  →いくら必要?

・家を出る

  →何時何分?

・店に着く

  →どこのお店?

・商品をカゴに入れる

  →何を買う?

・お会計をする

  →袋はいる?袋の大きさは?

・親に渡す

  →いつ渡せる?

   誰に?母親?父親?

結構分からないことが多いですね…!

1-3.2を元に分かるものと、分からないものに分類する

既に分かるものと、分からないものに分類していきます。

例)

■お使い 分かる

・お金を確認する

  →予算:1,000円

・家を出る

  →12:00

・お会計をする

  →大きい袋を1枚買う

・親に渡す

  →いつ渡せる?

   母親?父親?

■お使い 分からない

・店に着く

  →どこのお店?

・商品をカゴに入れる

  →何を何個?

相談すべき事項は「未決定」のもののみに整理されました。

1-4.3を元に不明点を調査したり、分かる人に相談する

相談の仕方については、6を参照ください。

例)

お使いの計画中に不明点が2つ出ました。

相談に乗ってください!

誰も答えを持っていなかったら、その旨を伝えて次のステップへ進みましょう。

>②許可をもらう

計画を伝え、許可をもらいます。

×悪い例)

○○をやっていいですか?

先輩や上司に判断基準を示せていないため良くないです。

最低限、理由を添えましょう。

○良い例)

僕と同僚の2人で○○をしたいと考えています。

意図としては、XXが必要だからです。

問題がありましたらご指摘お願いします。

「~したい」と伝えると、感情が見えて安心してもらいやすいです。

>③やってみる(動く)

計画を立てたら、やってみましょう。

計画外のものが出たら、忘れないようにメモをしてください。(後で役に立ちます)

>④振り返る

ふりかえりの手順としては、3つです。

4-1.今やっている作業の手を止める

4-2.良かった点と改善すべき点を箇条書きにする

4-3.良かった点は継続、改善すべき点は次どうするかを考える

必ず良かった点と、改善すべき点を分けてください。

両方ないと、次に同じことをやるときに改善どころか質が下がる可能性があります。

※出来るだけ5-10分程度で行ってください。ここでも悩むと手が止まってしまいます。

>⑤また次の計画を立てる(①へ戻る)

振り返りが終わったら、①〜④の繰り返しです。

6)相談フォーマット

「件名 + 困っていること(5W1H)」というのをセットで相談しましょう。

※5W…誰に、何を、いつ、どこに、なぜ

※1H…どのように

具体例1)○○の計画中です。XXの部分で詰まって進めなくなってしまいました。

     どうやって進めればいいか相談させてほしいです。

具体例2)○○を進めたいのですが、

     いつまでに、誰に許可をもらえばいいですか?

具体例3)○○の会議ですが、

     どこで開催しますか?また、何を話し合う場ですか?

具体例4)○○のタスクについてですが、

     なぜ必要なんでしたっけ?

7)まとめ

いかがでしたか?

経験が浅いうちは、失敗して覚えるのが早いです。

「計画の許可をもらって、とにかく動く」

計画を立てて許可をもらって、早く動けるようになりましょう!そして

「結果が出たら、手を止めて落ち着いて振り返る」

結果が出たら手を止めて落ち着いて立ち止まって、良かった点・改善点を振り返りましょう。

このサイクルを回すことで、悪循環に入ることを防ぐことができます。

以上です。少しでも参考になれば幸いです。

 

作者
  Y.T
  PG

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